①鰹の買付
店主自ら市場へ出向き、魚質や鮮度を吟味し、買いつけております。
ここから鰹節の製造が始まります。
②生切り
冷凍鰹を解凍し、頭と内臓を除去し、3枚に卸し、
さらにそれを背側(雄節)腹側(雌節)に血合いを境に
2本に割る「合断ち」を行うと、1匹の鰹から4本の節が出来上がります。
③煮熟
煮籠に並べ、90~95℃のお湯で煮込みます。
煮籠に並べる事を「籠立て」と言い、
節の形を決める重要な作業です。
煮熟はサイズ等により、温度や時間を変えます。
④骨抜き
煮上がった鰹を少し冷まし、身に残っている骨を
1本1本手作業で取り除きます。
⑤焙乾
焙乾用の薪は、ナラ、クヌギ、シイ、カシ等のいわゆる堅木を使います。
薪を炊き60~80℃の部屋で乾燥させていきます。
この作業は、サイズや魚質により、2~3週間行います。
※荒本節の完成
⑥削り
表面に付着したタール分を綺麗に削り落していきます。
⑦カビ付け&日干
表面を綺麗に削った鰹節に噴霧器でカビ菌を噴きつけ、
カビ付け庫で温度、湿度を管理し、カビを付ける。
綺麗にカビが付いたら、天日に干す。
この作業を繰り返し行う。
この作業に2~3カ月以上長いものでは半年以上を要する。
※本枯節の完成